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三三三九四七~柳家三三 ありがとう!47都道府県~(9月23日) [落語会]

DSC_0075(333947).JPG墓参りを終えて、一路大宮へ。埼玉県南部の道路は休日は特に混む。縦の道はまあまあ充実してきたのだが、横への移動の道はあまりにも貧弱だ。ナビは一応混雑を避けたルートを案内するのだが、予定の1.5倍近い時間がかかってしまった。
DSC_0076(enmokuomiya).JPGさいたま市民会館おおみやホールの駐車場に着いたのはほとんど開場時間寸前だった。食事をする暇もなく、家人の分の当日券を追加で買ったが、まだまだ空きがあるようだった。しかし去年4月の三三五五四七の時は平日の夜で、20人いるか?くらいのさびしさだったので、この日はその3倍くらいはお客が入っていたのでスカスカ感がなくて良かった。ここは駅からちょっと歩くのが難点。それでも、熱い三三さんご贔屓が集まったって感じだ。女性率高し!(前回の演目:真田小僧、お化け長屋、笠碁)
・転宅
・錦の袈裟
  仲入り
・万両婿

秋らしい色合いの粋な縞の着物をすっきりと着こなし、早速こちらへ来る時の中途半端な距離を心が折れそうになるころ着くということで笑わせる。最近まで北陸のほうの落語会を廻っていたそうで、主催者も客も報道関係者もあんまり落語会慣れしていないらしく、色々落語をやる上で困ったことがあったそうだが、それを他でネタにすれば元が取れると。池袋の携帯オジサンの事件も今やウケるまくらに育ったし、逆にそう言っておけば、さすがにその席で携帯鳴らすことも無くなるだろうから、一石二鳥だね。客の携帯がなってからすぐにはいじらず、数回鳴らさせて泳がせてから噺の中に取り込むのがコツだそう。怒らないで、むしろ笑いに変えるのが流石だけど、人情話のいい場面だったらむずかしそう。落語家さんもたいへんだね。
女性が多いからか、まずは転宅。三三さんのお菊の胆の据わった泥棒へのあしらい方は(女らしさを出しつつもあくまで自分の主導権を渡さないしたたかさと気の強さゆえ)、明治のお妾らしくていい感じ。それに対して男の能天気さ、タバコやのおじいさんに言われても気付かない間抜けなさまがいい塩梅で可笑しい。
次の錦の袈裟はこの頃の与太郎の与太郎っぷり、万事修行万事修行の和尚の人物造形がかたまってきた感じ。相変わらずの若いもん達のにぎやかな集まりに違和感なく与太郎が混ざってるのが、仲間外れにしない江戸っ子の良さがでてて愉しい噺にしあがっている。
地方に口演に行くといろいろネタになる体験をしてくる三三さんは、首都圏に帰ってくると鉄板のまくらにして披露してくれるのが嬉しい。仲入り後はこれまた粋な黒の小紋で、若旦那が出てくる噺かと予想していたら万両婿だった。これも大岡裁きの一つだが、最後にお裁きでお奉行様は出るだけで、とにかく大家さん一人の活躍がめだつ。かならず「万事私に任せなさい!」と、胸をたたくのが可笑しい。小四郎の生きていたのがわかると困った最後は胸をたたけないのがおちになってて、大家の困惑を際立たせている。この噺は逆玉の輿なのだけど、三三さんの小四郎が親切でいい男ふうなので、お裁きとはいえ器量良しの若狭やの若後家を嫁に出来て違和感なしだけど、おときさんは小四郎にまったく未練はなかったのかなあと、この噺を聴くたび気になるのである。若くて優しい三五郎のほうが良かったということだけど、江戸時代って意外と夫婦関係はあっさりしてたのかも。途中、お裁きのところで、この続きは高崎で、と終ろうとするのがやっぱりダメだよなあと、最後までやった。ひっぱりましたね。でも、高崎はまだ先だし遠いいし。。。半径10キロ圏内ならうかがいますよ!
外に出ると、なんと入口近くにSLが。中野ゼロホールみたいだ。
DSC_0079(kisyaoomiya).JPG





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