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池袋演芸場余一会・噺坂その九(8月31日) [寄席]

前日土曜日は小金井公園で久しぶりの高校同窓生テニスと暑気払い(実際は涼しかったけど)だった。
数か月振りで参加したら、クラスは違っていたがTさんが来ていて卒業以来何十年ぶりという位の再会だった。覚えている?と聞かれ、一気に10代の頃の彼女がよみがえり、眼鏡をかけて姉御っぽいバレー部でたくましかったそのころの姿と、今の眼鏡なしの色白のほっそりした少女っぽい彼女とすぐには=で結びつけられなかった。でも、テニスしたり話していると昔のように元気で明るく頼りがいのあるところはちっとも変っていなかった。小金井は遠いいけれど、これからも参加できるときは来てくれるとのこと。嬉しいなあ。
楽しい飲み会も久々で、飲みすぎないよう気を付けないと家に帰りつけない。前回新宿でやった時は、大しくじりをしたので反省して飲みには気を付けたが、それにしても同級生っていいな。何も飾ることもなく素で話せるから、気も楽だし。この陽気でいい気分が酒量を増やしちゃうから用心用心。

無事その日のうちに帰宅して、日曜日は二日酔いもなく夜の余一会まで家事と読書で過ごす。
夕食の準備を早めにして、池袋演芸場に15分前につくとすでに立ち見だったが、チケットはあらかじめ買ってあるので席には余裕で座れた。
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・子ほめ      歌実
・夏泥       甚語楼
・錦の袈裟    三三
  お仲入り
・臆病源兵衛  左龍
・素人鰻     菊之丞 

歌実さん  歌に実と書いてかじつと読むんですと。鹿児島実業高校出身だそうで、確かに野球のユニフォーム着て帽子被ったら、今でも甲子園に行けそうな風貌の前座さんだ。元気に表情豊かに上半身をいっぱい動かして子ほめを。
甚語楼さん  甚語楼さんの泥棒ははじめは迫力あるんだけど、男の口車に乗ってどんどんいい人になっていく様がホントに可笑しい。男とのキャラの違いがくっきりしていて、メリハリがある夏泥でいっぱい笑った。
三三さん  いつにも増して、与太郎がへらへらしてて、対照的におかみさんがまあしっかり者のいい女だ。よくもまあ、与太さんのお上さんになったものだと思えるような。和尚さんの、万事修行万事修行がなんか可笑しい。後半のドタバタも楽しく。
左龍さん  目が大きいと、表情の変化がものすごくわかりやすい。左龍さんの顔だけ見てても、あきないなあ。江戸の町の夜の闇や不忍池の風情、怖さの中の人の可笑しさがしっかり伝わってくる。
菊之丞さん  菊之丞さんの師匠の円菊さんは下戸で、その弟子はみんな酒飲み。師匠が帰った後、また総領弟子のおごりで飲み直すそうだ。円菊さんは、伊勢丹の近くを末広亭へいくのだろうか、おしゃれな私服でダンディーに歩いていらしたのを、昔時々見かけたことがあったなあ。菊之丞さんの素人鰻はキンの酒に飲まれていく様と、元侍の素人店主の鰻を割く姿が対照的ですごく良かった。流石、酒飲みがうまいし、武士らしい物言いと言い、滑稽噺なのに引き込まれてしまった。この前の居残り佐平次といい、最近なんか印象的な噺家さんだ。


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