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ぽっかぽっか寄席(8月28日) [寄席]

ここ数日10月並みの涼しさで雨もしとしと降る中、ぽっかぽっか寄席に行ってきた。ちょうど椎名町で仕事の打ち合わせがあって1時過ぎに終わったので、自転車で5分もあれば池袋演芸場の開場時間には十分間に合うはずだった。途中ビクトリアでセールしてて寄り道して買い物したため、結局前座さんには間に合わなかった。
DSC_0028(pokapoka).JPG  
・馬の田楽     一蔵
・胡椒の悔やみ  三語楼
・のざらし      左龍
・ギター漫談    ペペ桜井
・岸柳島       一朝
・元帳        菊之丞 (三三代演)
  お仲入り
・銀座なまはげ娘 粋歌 (奴さんの踊りも)
・かぼちゃ屋    小満ん
・紙きり       正楽 (線香花火、ハロウィン、釣り堀、なまはげ)
・七段目       正蔵

一蔵さん  馬の田楽はいかに田舎の言葉を自然に話すかにかかってるが、大きい声で元気よく楽しく笑いを取っていた。
三語楼さん  胡椒を口に含んだ後の様子の変化が可笑しかった。こういう噺は実際見ないと面白さが伝わらないのよね。
左龍さん  先生と八っあんのやり取りもメリハリあって可笑しいが、骨釣りに行って唄いながらの釣り風景も釣り人との会話ものんきで楽しい。骨を釣る前でさげ。
ペペ桜井さん  いつものペペ先生だった。よほど掛け声かけようかと思ったほど、掛け声を欲していた。
一朝さん  吉原裏同心で、江戸言葉を監修されてる事に先週テレビを見ていて気付いた。流石江戸っ子の一朝師匠。江戸っ子が脇役ででてくる岸柳島は、中洲に取り残されて若侍を罵倒する場面がもう笑っちゃう。初老の侍と若侍の対比も見事だった。江戸言葉は立て板に水じゃなくっちゃね。
菊之丞さん  やはり菊之丞さんのお上さんはホントに女性らしさがピカイチだ。旦那の酔っ払いをうまくあしらうテクニシャンぶりが粋で、いい女っぷりがよく出てる。
粋歌さん  今、女の落語家さんで新作派では1番好きな人だ。自身OLを7年もやってからの落語家転身ということから、めったに寄席でかけない銀座なまはげ娘を。1流企業から留学しようとして男にだまされて借金を背負って秋田のふるさと館のなまはげに転職という、このご時世ありえなくもない噺。粋歌さんのOLネタの噺はかなり好きだ。
小満んさん  江戸の色々な売り声を披露されて、すっかり江戸の空気に持って行かれるまくらは自然で素適だ。与太郎も自然児で、淡々としながらも可笑しいという笑みも自然に。
正楽さん  いつも何かお題を叫ぼうと思うんだけど、今日もダメだった。紙きりする正楽さんってリクエストしたいんだけど。誰か代わりに、言ってくれないかなあ。
正蔵さん  副会長になって少しは自信がついたのかと思ってたが、なんか遠慮してるような、振り切ってないような感じがする。若旦那の妄想を駆り立てるようなはっちゃけぶりがつたわってこない。芝居仕立てはうまいんだけど、落語の人物がやってるように見えないのが残念。でも、精進しているのはわかる。気持ちの持ちようで、もういろんなこと吹っ切っていい子にならず高座で暴走してもいいんじゃないのかな。

今日は三三さんが出ないのでちょっと残念だったが、菊之丞さんが代演で良かった!





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