不良になりたかった [日記]
中学3年の時、夏休み終わりのちょうど今頃無性に不良になりたかった。高校生になったらバイクの免許を取りバイク通学するのが夢だったのでその前にきちっとした不良になっとかないと、かっこがつかないと思いこんでいた。2学期になりバイクに詳しい同級生のU君に相談すると、ホンダやカワサキのパンフレットを持ってきてくれて、その中のホンダCB250に乗ろうと決めた。ただ、U君は不良になる方法は指南してくれなかった。
とりあえず、授業をサボタージュして青山か原宿辺りをうろつこうと思ったが、谷ユリが知っているのはテニスの試合で来ている神宮テニス倶楽部か小学生の頃から遊びに行っていたキディランドや表参道の喫茶店しかない。またそれに付き合ってくれるような友達もいる訳ないような固い学校に行っていたので、結局不良への道は断念した。あの時、サボってふらふらしてたら不良にスカウトされてたか、補導されてたかなあ。高校受験もあったし、不良願望を胸に秘めたまま悶々とした夏は過ぎていった。
バイクの免許は車の免許の3年後、中型まで親に内緒で取った。不良にならなくても、バイクは乗れるのだ、と気付かされた片岡義男先生はご健在だろうか。
2014-08-28 00:01
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