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佐伯祐三のアトリエ [日記]

午前中、父の定期検診に行くので伯父の葬式には失礼させていただいた。
近頃、変な咳を時々するので夏風邪からくる肺炎ではないかと心配だったのだが、胸の写真では異常なしでちょっとほっとした。

車でもどってから父をおろし、また薬を取りに今度は一人なので歩いて薬局へ行く。薬をもらった後、久しぶりにすぐ近くの佐伯祐三のアトリエを覘いてきた。まだアトリエを改築する前に数回、新しく公園になってアトリエをきれいにしてすぐに1回、去年1回と別に何も新しい展示は特にないのだが、なんとなく懐かしい気分にさせてくれる所なので、近くのついでに寄ってみるのだ。
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中へ入ると一人、佐伯祐三の紹介DVDを見ていた。
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これはテニスという題名で、実物が谷ユリの小学校の校長室にかかっていたので下落合風景では一番印象的な作品だ。父に聞くと、確かにテニスコートは近くにあったことを覚えていた。この絵を見た影響もあって、中1から硬式テニスをしようと思ったものだ。
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この家は、父方の戦争未亡人の伯母と従姉が住んでいて、空いた部屋で下宿屋をしていたので中に入ったこともあるし懐かしい。でも、もうずいぶん前に取り壊された。佐伯が絵を描いた時は、もう少し離れた所に建っていて貸家だったのだが、祖父が戦後その家をひいてきて家の奥に移築したのだそうだ。大正~昭和初期にできた洋館っぽい建物で、廊下は今でいうフローリングだった。壁には腰板がはってあって、黒光りする廊下は良く滑った覚えがある。こんなことも、こうしてて覚え書きでもしておかないとそのうちすっかり忘れてしまうことだろう。こんな様式の家はあの辺りにはいくらもあったが、今では数軒あるかないかだろう。

このブログはあくまで個人的な備忘録なので、佐伯祐三に関しては落合道人さんのブログがとっても詳しいので興味がある方はそちらをご覧になるといいだろう。

このところ、新宿区は漱石山房の復元とか中村彝のアトリエ保存とか文化的なことに予算を割いてはいる。だが、昨年中央図書館が大久保のほうに移って、近くに図書館が無くなり不便でしょうがない。老人施設ばかり増えて(そのうちお世話になるかもしれないけど)、老若男女が使う施設の充実もおろそかにしないでほしいものだ。






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