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赤坂寄席46回(10月11日) [落語会]

仕事をすませた家人と赤坂で待ち合わせして、駒次さんの赤坂寄席に行ってきた。DSC_0092(akasaka10).JPG
どちらも早く着いてしまったので、そのまま受付に行くともう開場していた。
この日、つれは駒次さんを聴くのは初めてだ。大体土曜日は仕事があることが多くて、今回はダメだろうと思ったがなんとか間に合った。
ゲストは6月に二つ目に昇進したばかりの、志ん橋門下の志ん松さん。駒次さんと同じ、古今亭一門の若手である。

・祭りのあと    駒次
・あくび指南    志ん松
・三題噺(月蝕、トワイライトエクスプレス、柳田格之進)  駒次
  仲入り
・奇跡のおばさん 駒次

祭りのあと  駒次さんが京都に行ったおり、たまたま訪れた寺が浄土宗の誓願寺で、そこは落語の祖と呼ばれる策伝上人がいた所で有名なんだそうだ。早速、お賽銭を追加して芸道上達を祈念した駒次さん。拝もうとした瞬間、ブレーカーが落ちて停電に。お先真っ暗なんて洒落られても、仏様のお導きできっといい新作ができるでしょう。そんなまくらから、引っ越して来て早々に、板橋の奇祭の福男を頼まれることから始まる騒動の噺。いくら白塗りとはいえ、全裸だと公然わいせつ罪にひっかからないかなあ、とは思いつつ、めちゃくちゃ面白かった。駒次さん初めてのつれもゲラゲラ笑っていた。最後のどんでん返しの町の世話役が、アッという設定なのが想像を超えてて可笑しい!板橋にホントにこんな祭りがあったら、すぐ噂になっちゃうだろうな。

あくび指南  志ん松さんは前座時代、紆余曲折(2回脱走、1回クビ)を経て何とか昇進できたそうだ。そんなことがあっても落語を止めないんだから、真打になるまで頑張ってほしいものだ。そんな自分の話で時間かせぎするのだが、あまり延ばせずにあくび指南へ。そんなに長い噺じゃないけど、船に揺られつつあくびをする様子を丁寧にやって、こちらもつられてあくびが出そうになっちゃった。師匠の志ん橋さんゆずりなのか。志ん橋さんの落語が好きなので、師匠を見習って落語家さんらしい落語家さんになってくれるといいなあ。

三題噺(月蝕、トワイライトエクスプレス、柳田格之進)  またまた鉄分入りのお題。柳田格之進は先代金原亭馬生の十八番で、どういう風に出すのかなあと思っていたら意外な設定で出てきた。数日前の皆既月蝕の赤黒い不気味な月を見たばかりだったので、これもどう料理するかと期待していたが、最後のオチで出てきた。撮り鉄ネタなので、もう少しトワイライトエクスプレスのことがわかってると鉄道のしろうとでももっと愉しめたかも。最近鉄道で旅行してないので(日帰り新幹線はあるけど)、いつかは乗ってみたいな。

奇跡のおばさん  今日の噺の中では、谷ユリにはこの噺が1番面白かった。展開もテンポよく、細部のしこみも自然で、最後の展開もちゃんとつじつま合うように、ファンタジーも織り交ぜて駒次さんらしいちょっとハートフルな噺に仕上げてる。新聞のチョイスも東スポなのが可笑しい!この噺は何回も練れば、きっといいものになると思う。新作って、やっぱり好きだ。今という時を表現してて、絶対に先が読めないのが聴いててわくわくするんだもの。

次回は12月だそうだ。きっと時間を作って行きますとも!

会が終わって8時前だったので、赤坂駅近くのSHONARGAON(ショナルガ)にて夕食。ビールにあう、インド・バングラデシュ料理だった。このほかにも4皿とカレーセット、いっぱい頼んで、残さずたいらげた。
ウェイターのおにいさんは、心なしかナダルに似ていた。
DSC_0094(sonargaon).JPGDSC_0093(sonargaon2).JPG
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