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どうらく息子落語会(10月2日) [落語会]

まんが『どうらく息子』の連載100回&単行本10巻発売記念の落語会、早い時間から始まるのでギリギリセーフだった。
オープニングトークは作者の尾瀬あきらさん、監修の三三さん、ゲストの談春さんの三人。

・トーク
・鰍沢 三三
仲入り
・紺屋高尾 談春

どうらく息子と聞くと、経済学でいう道楽息子の法則を思い浮かべてしまうが、話は全く違う。主人公が保父さんから脱サラして落語家になり、ちょうど紆余曲折がありながらも二つ目に昇進が決まったところが10巻目。
尾瀬さん自身が落研で先輩につけてもらった惜春亭銅楽を、主人公の師匠名にしている。三三さんからは、ストーリーではなく、落語の所作や楽屋裏のリアルをみてもらっているそうだ。細かい矛盾を直したりたいへんそうだが、プロが見ておかしくないということが、読者としては嬉しいことだ。
はじめは落語の噺を漫画で表現したかったそうだが、それでは面白くないし難しいと編集者に却下されたので、落語家の成長物語にしてその中に、色々な噺を織り込んでいくことで落ちついたんだって。もっと尾瀬さんの落語にまつわる話を聞きたかった。

三三さんの鰍沢は、山深い雪の日の凍える寒さ、世を捨てたもと遊女のいいしれぬ心の闇が真にゾクッとさせられる。前より場景や心情が鮮やかになり、これを聴けてもう満足感一杯。

後の談春さん、順序が逆だったほうがよかったかも。言葉が多くて、脱線も多い。いくら三三さんが熱演で差がついたとしても、真面目にやれと、心の中で叫んでいた。元々師匠の談志さんが苦手だったが立川流は苦手。小さん師匠の孫弟子とは思えない。人気があるらしいけど、好みじゃないのは個人的な嗜好の問題。色々余計に感じてしまう、紺屋高尾だった。



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