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月例三三独演(11月14日) [落語会]

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昼間の東京は雲一つない晴天で、東京タワーもきれいに輝いていた。プリンスタワーに半分隠れた東京タワーは、芝公園テニスコートから撮影した。この日は絶好のテニス日和で、4時間たっぷりプレイした。
夜はいつもの月例三三で、イイノホールへ行ってきた。案の定、前半は昼間の疲れから目が半開きで意識がどこかへ飛んでいた。ついでに、ATPツアーファイナルを夜遅く見てるから寝不足でもあるんだけど。
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・もぐら泥    昇吉
・猫定      三三
  仲入り
・ずっこけ    三三
・松曳き     三三

昇吉さん  東大卒の初めての落語家さんだそうだ。まくらで、お料理をなさるらしいこまめな独身生活をしてるんだということを聴いたあと、気を失った。もぐら泥の最後のほうで可笑しかったのだけ印象が残ってる。ここから、また目頭が重くなってきた。こういう時に限って、目が合う位置に座ってることが多いのよね。困ったことだ。

三三さん  猫定は忠義な烏猫のクマの仇討の噺で、間男博打殺しと江戸の影の噺で、前半は猫を助けて博打場に連れて行くところから意識が飛んでて記憶がない。後半になって2人の遺体のおどろおどろしさあたりから頭がはっきりしてきて、月番がなにかと大家にいいつけられるのがまたですか~というのが可笑しかった。ずっこけはよっぱらいのずっこけた噺なので、酔っぱらいのそれらしさにかかってると言ってもいい。居酒屋の場面での、男と小僧さんのやり取りが取っても可笑しくて、それを迎えにきた兄貴分が対照的にまた何とも面倒見の良いいい人。最近の三三さんは照れずにバカをやってて、酔っぱらいもちゃんとよっぱらいらしくだらしなくぐずぐずで笑っちゃう。その後の松曳きは、古今亭金原亭の落語家さんでよく聴く噺で、粗忽者のお殿様と三太夫が繰り広げるかみ合わないようでいて、なんとか話が通じていく可笑しさがテンポ良く進み、とっても面白かった。三太夫がうろたえて、切腹するという場面もいろんな勘違いが何とも言えなく可笑しい。こういう噺も三三さんらしく、軽い笑いをちゃんと古典で聴かせるところが好きだなあ。来年の鈴本の初席の3部のトリも今年に続きとるので、また楽しみな正月になるだろう。
  


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